カテゴリ: スパイク比較

今週は



バサラ101 MD レビュラ V2 SL



を比較します!






今は廃盤となってしまったバサラとバサラとイグニタスを合わせたレビュラですが、


見た目やコンセプトがバサラ寄りだなと感じたのでバサラと比較する事にしました!




基本情報




バサラ101 MD


【定価】  19440円

【重量】  190g(26.0cm)


【コンセプト】  このネジレが、瞬間ターンを生む。





レビュラ V2 SL

【定価】 14580円

【重量】  210g(26.0cm)


【コンセプト】 革新で、挑む




 


アッパー





バサラのアッパーにはプライムスキンが使用されています。






「やわらかいのに伸びすぎない」から快適なフィッティングが持続する。 




天然皮革に匹敵する柔らかさと、マイクロファイバーならではの耐久性、




フィット感の持続性を兼ね備えた機能素材。


が売りのプライムスキンですが天然皮革のような柔らかさはありません。




ウェーブイグニタス3 MDやモナルシーダSLなどにもプライムスキンは用いられていましたがそれぞれ質感が異なります。




バサラのプライムスキンは薄くて少しハリがあります。




通常のバサラ101 MDと異なりアッパーにはエンボス加工が施されています。






何故かというと

このイエローのバサラは日本に伝わる妖怪 鵺(ぬえ)をモチーフとし、


鵺の腕(虎)をイエローで、

尾(蛇)をブラックで表現したデザインだからです。




レビュラ V2のアッパーはマイクロファイバーが使用されています。





こちらの方がしなやかで柔らかく内張りにCT フレームが搭載されているため


ボールタッチ、フィット感ではレビュラV2に分があります。



ただバサラ101 MDはダッシュ時やターンの動き出しに特化したというコンセプトのスパイクなので



横ブレを防ぐためにホールド感のあるプライムスキンを使用したと考えればその固さもメリットなのかなと思います。



バサラの中足部にはダイナモーションフィットが搭載されています。






瞬発ターン時にシワが出やすい部分に


伸縮素材のダイナモーションフィットを採用。




より自然なねじれをサポートします。





とても薄くてトラップ時に痛くなるくらいです笑




ここにも鵺をイメージしたデザインが施されています。




レビュラは前足部と中足部の連結部分はなく同じ素材が使われています。














シュータン




バサラは内側だけ一体型のモノタン構造になっています。









足に合えばダイナモーションフィットと連動しより自然なねじれが生まれ瞬間ターンをサポートしてくれます。






モノタン構造は足に合う合わないが結構分かれるので履く人を選びそうです。





レビュラはシュータンとアッパーが分離していて履きやすく比較的万人に合う作りになっています。








インソール








バサラには



ゼログライドカップインソール





従来のカップインソールに比べてグリップ性が向上。





シューズ内での足のズレを軽減し、キレのあるプレーをサポート。

 






レビュラには




簡易版ゼログライドカップインソールが付属されています。







レビュラ V2はテイクダウンモデルなので簡易版でもしょうがないですね。



性能ははっきりとした差があります。





アウトソール








バサラのアウトソールは前足部が五角形のブレード型スタッド






レビュラは楕円形のスタッド






  





よりグリップが強いのはバサラのアウトソールです。





そしてどちらにもD-フレックスグルーブが搭載されています。




アウトソール中足部の斜め方向の屈曲溝が瞬発ターン時の、




足の自然な蹴り出しをサポートし、ターンの切れ味を高めます。




D-フルックスグルーブの効果ははっきりと体感できました。










人工芝でバサラを使用しましたが驚くくらい走りやすかったです。



まとめ






レビュラV2はトップモデルのバサラ101 MDに負けないくらいクオリティが高いです。




しかし試着は必須だと思います。
 


例えばつま先の高さ



バサラは高くゆとりがありますがレビュラは少し低いです。




踵もレビュラの方が高く幅が広いです。








レビュラV2はコスパが良すぎる!ってくらい凄いので現行モデルで安く試合用を購入したいという人にオススメです。




レビュラは値下げをしないという噂を聞いたので値下げの望みは薄いです…笑





今回はパティークXとパティークX TOPの違いと見分け方について紹介したいと思います。






カラーによってはトップモデルのパティークX TOPとミドルモデルのパティークXはとてもそっくりでパッと見ただけでは見分けがつかないことがあります。


僕自身初めてパティークXシリーズを見た時どちらがトップモデルでどんな違いがあるのかなど全く分かりませんでした。



それでは基本情報を紹介し違いについても解説していきたいと思います。



基本情報


『パティークX TOP』


【定価】  17820円

【重量】  約240g

【カラー】

「ブラック×ホワイト」

「ホワイト×ブラック」

「ブラック×イエロー」

「ブルー×ホワイト」

「ホワイト×ブルー」

「ゴールド×ホワイト」

「シルバー×グレー」

「ホワイト×ホワイト」

「ホワイト×ゴールド」

「パープル×ホワイト」

「シルバー×ブラック」

の全11色


パティークXシリーズのトップモデル




『パティーク X』


【定価】 11880円

【重量】 約240g

【カラー】

「ホワイト×ブラック」

「ホワイト×レッド」

「シルバー×ブルー」

「レッド×ホワイト」

「ブラック×イエロー」

の全5色

パティークX シリーズのミドルモデル



カラーはもしかしたら抜け落ちているものがあるかもしれません。

もし抜け落ちがありましたら、ブログのコメントやツイッター @shokarin68 までご連絡いただけると幸いです。


【コンセプト】

中高生プレーヤーが求める全ての要素を結集した究極の一足!(swsさんより)


パティークX シリーズは部活生向けのスパイクです。

今でいうところのミズノ モナルシーダでしょうか。

ちなみにアッパーに人工皮革だけ使われているワイドモデルの
『パティークX syn』というモデルもあります。



それでは、トップモデルとミドルモデルのカラーリングが似ている「ホワイト×ブラック」で違いの解説をしていきたいと思います。



『アッパー』


1枚目 パティークX TOP




2枚目 パティークX 





前足部のアッパーには両者ともカンガルーレザーです。

TOPはトップモデルなのでミドルモデルのパティークXよりも上質なカンガルーレザーが使用されています。


パティークX TOPは何回か使用していてパティークXはまだ一度も使用していないのでシワや柔らかさに差がありますが、パティークXも使い込めばTOPに匹敵するような柔らかさになると思います。


ステッチパターンは両者とも同じです。



なので前足部のアッパーを見ただけで判断するのは難しいです。

新品と使ったものは色がだいぶ違う…笑





中足部には違いがあります。


まずはトップモデルのパティークX TOP



アディダスの代名詞でもあるスリーストライプス付近をよく見てみると…




トップモデルには中足部までカンガルーレザーが使用されていて伸びを抑制するためにケブラー素材の金色のステッチが入っています。


ちなみにケブラーというのは軽くて、伸びにくく、衝撃にも強くなっているスーパー繊維の名前です。



余談ですか数年前にケブラーを使ったナイトロチャージが発売されるなんて噂がありましたが結局は発売されませんでした。

技術的な問題か名前の権利の問題かなど色々な理由が噂立てられています。笑

幻のスパイクとなってしまったのを覚えています。





金色でカッコいい。



さて次はミドルモデルのパティークX




ミドルモデルは中足部に人工皮革使用されていてトップモデルのパティークX TOPにはあるステッチもデザインだけでミドルモデルのパティークXにはありません。



両者を履き比べるとよく分かるのですが、パティークX TOPは天然皮革のため中足部が違和感なく素足感覚という言葉がぴったりなくらいフィット感に優れています。

一方ミドルモデルのパティークXは中足部が人工皮革のためホールド感があり、横ブレを軽減してくれます。

それぞれの良さがあります。


このように機能性では違いがありました。

しかし見た目は大きく違うというわけではないので、まだ見分けるのが難しいという人もいるかと思います。



『ヒール部分』



トップモデルであるパティークX TOPの踵にパティークX(Xは赤)と英語で書かれたもののプリントが貼られていて



アディダスの刺繍ロゴと刺繍ロゴの下に赤いラインが入っています。




ここは人工皮革で出来ています。





ミドルモデルのパティークXは全て銀色でパティークXと英語で書かれたものが直接人工皮革についていて、




黒いアディダスの刺繍ロゴとその下には銀色のラインが入っています。


これなら一目見ただけでも分かりやすいと思います!



ちなみにXの形をしたサポートパーツの素材は同じです。

ヒールに関しては機能性の違いはないです。



『ヒールライニング』





トップモデルのパティークX TOPのヒールライニングには人工皮革が使用されています。

パティークXシリーズは踵のホールド感が強いと感じたので踵の滑りはないと思います。





ミドルモデルのパティークXは薄い膜のようなものが表面にあります。

これが非常に厄介で経年劣化などで使うと剥がれてきてしまいます。

解決策としてはクラフトマンセンターで踵補強やヒールライニング交換を行うことくらいだと思います。


私はアディゼロ4のヒールライニングを新しいものと交換したのですが、フカフカになって帰ってきました。

しかも市販のこのカラーのアディゼロ4はピンクなのですが交換すると黒い素材になるため汚れが目立たなかったり特注っぽさがあったりして嬉しいです笑



ちなみに、 ライニング交換は両足で2280円でした。 



ヒールライニングで遠くから違いを判断するのは難しいですね笑

ただ触れば明らかに違いが分かります。


『インソール』




インソールは表面にグリップ力を上げるためにプリント加工がされています。

しかし、あまり効果はなく、衝撃吸収に特化したわけでもないのでこれといった特徴がない普通のインソールです。


これは両者同じです。




『アウトソール』






アウトソールは天然芝、人工芝、土全てのピッチに対応している万能丸型スタッドのMG+ソールです。

とても軽いというわけではないですが、それなりに軽く耐久性もそこそこあります。

天然芝で使用してもしっかりとグリップ力を発揮してくれました。



トップモデルのパティークX TOPは真ん中のアディダスのロゴのとこが赤色です。

そして、天然芝で使用したからでしょうか、経年劣化によるものでしょうか、はたまた元からこういう色なのでしょうかアウトソール全体が真っ白ではなく黄ばんだような色合いです。





ミドルモデルのパティークXはアウトソール全体は真っ白でスタッドが銀色です。
真ん中のアディダスのロゴは白色です。

シンプルなカラーになっています。


アウトソールは真ん中のアディダスロゴがあるので見分けやすいと思います。




『まとめ』

今でも現行モデルに負けないくらいの人気を誇るパティークXシリーズ。

その人気の秘訣はシンプルなデザイン性、ミドルモデルでもカンガルーレザーが使われていること、抜群のフィット感にあると思います。

今はなかなか手に入りづらいスパイクですがもし手に入ったら手入れをして履き込んで最高の相棒にして下さい!






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